DXRuby 1.4.1 リファレンスマニュアル
4.13 フォント描画

フォント描画用メソッドには、画面に直接描画するWindow.drawFont/drawFontEx、Imageオブジェクトに対して描画するImage#drawFont/drawFontExがあります。
それぞれ特性が違うので、ここにまとめておきます。

Window.drawFont
DirectX APIで文字を描画します。内部の動作の詳細は不明ですが、24ポイント以下の文字にはアンチエイリアスがかからないようです。
改行文字が有効となります。単純文字描画になるので描画は高速です。

Window.drawFontEx
内部でImageオブジェクトを生成して、Image#drawFontExを呼び出して描画し、それを画面にWindow.drawExで描画します。

Image#drawFont
Win32APIでビットマップを取得し文字を描画します。どのサイズでもアンチエイリアスがかかりますが、改行文字を入れても改行されません。

Image#drawFontEx
Win32APIでビットマップを取得し、袋文字や影などのエフェクトをつけて描画します。どのサイズでもアンチエイリアスがかかりますが、改行文字を入れても改行されません。機能的にはImage#drawFontの上位互換で、Image#drawFontは過去の互換性のために残っています。